無職でも借りられるUR賃貸住宅に一年間住んでみた感想

部屋を借りようとすれば無職だから貸せません。じゃあ仕事を探そうとすれば住所がないような人は雇えません。

バカじゃなかろうか。どうすりゃいいのさ。鶏が先か卵が先か的な問題があるのに、誰も何も対策を取ってくれない。住み込みの仕事しかないじゃないの。

ということで無職の場合に賃貸を借りるのは難しいため、比較的借りやすいUR賃貸のご紹介です。

*福岡市のUR賃貸です。もしかしたら他の地域と異なる部分があるかもしれませんので、そこんところはよろしく。まあ大筋は同じなはずです。

移住して住んだのはUR賃貸

福岡に移住して一年間、URの賃貸住宅に住んでおりました。なぜUR賃貸を選んだかというと無職でも借りやすいから、また入居したい部屋をWeb上で予約できたので地元から部屋のめぼしをつけておくことが出来たのです。(Web予約できない地域もあります)

住んでいるエリアを明かしていたのでURと言ってしまうと建物が限られてしまい、芸能人じゃないんでそんな心配は無用なのですが、ある程度のPVになるとネット上には悪意で見ている人もいると分かったこともあり、退去する今、やっとこれを書こうと思います。

UR賃貸とは? メリットはあるの?

UR都市機構
画像はUR都市機構のホームページより拝借
 

URとは英文名称のUrban Renaissance Agencyから取った略です。Urbanつうくらいなので田舎には存在しないです。ある程度の規模の都市にしかないのが残念ではあります。

正式には独立行政法人都市再生機構(愛称はUR都市機構)といい、いわゆる公団住宅を都市公団から受け継いだものです。

メリットとしてうたっているものに、礼金、仲介手数料、更新料、保証人が不要という4点があります。私のような無職の人は保証会社も立てられない場合があり、保証人が不要というのは超絶ありがたいシステムです。

しかしながら敷金は必要で、借りる部屋にもよりますが、概ね二、三ヶ月分程度で資料によると八、九割方戻ってくるようです。更新料不要もありがたいし、別にURライトという2年、3年という定期借家契約の物件もあり、その場合は家賃が安めに設定されています。

近居割があり、親の近くに借りて住む場合など家賃が多少割引になるシステムもあるようです。

またWebには記述がないようですが、民間のように前家賃ではなく、実際に住んだ分の引き落としはその月の終わり(25日かな)となっていました。

URのWeb予約、地域差について

Webのシステムは何故か地域によって違います。例えば九州はWebで空き部屋の内見を予約できますが、北海道は電話で問い合わせるのみのようです。何故一番使いやすいシステムを全国共通で使わないのか?

退去の連絡をする時に経営が別なのか管理人に聞いてみたけど、URはURで全国同じだと言っていたので、それなら尚更Web予約できた方が良いんじゃなかろうか。まあ何かあるのでしょうね。

確かに保証人は不要だが

URの無職にありがたいポイントとして、無職で保証人が用意できなくとも預貯金があれば借りられるという点があります。確かに保証人は不要でした。不要でしたが緊急連絡先というのが必要になります。しかも二箇所書かされました。

基本的には親族二人ということらしいです。親二人のみはダメということで、仕方がないので父親と従兄弟を緊急連絡先にお願いしました。多分孤独死した時に引き取ってもらうとかそういう為なのかと思ったけど、それなら単身者以外は不要ですよね。法的な拘束力は無いけど滞納とか何かあればもちろん連絡はするのだと思います。

そして受け付けてもらったURのお姉さんによると、「緊急連絡先は親族のみで友人は不可」という話で、結局それじゃあ高齢になって子供もいず親戚も亡くなり天涯孤独になったら借りられないじゃん!ぷんすかぷんとなりました。そのようにツッコむと、実際そこは超法規的措置wのようなものがあるとかないとか…

まあ友人もいないんだけど…どうしようね。一か八か架空の名前と連絡先を書いてみるとか(ダメですよ)

無職でも借りられるが預貯金が必要です

そして先に「預貯金があれば」と書きましたが、実際は、

1.口座の残高証明書を提示する。但し預金額が家賃の100倍以上あること。
 (残高証明書は発行後7日以内のもの)
2.一年分以上の賃料を前払いする。
 (前払い割引がある。一年未満で退去の場合はもちろん戻ってくる)

という条件になっていて、家賃が5万なら500万円あれば残高証明書をおらおらと見せてやればよいです。実際私はそうしました。(一年以上住むなら前払いの方が少し家賃が割り引かれるのでお得です)

株などの有価証券は減損する可能性があるので不可とのことです。また一度提出するだけなので一時的に借りて用意してもばれないでしょうけど、結局家賃が払えなければ強制退去になるという話なので(裁判所から強制執行の通知が来るらしい)止めた方がいいでしょう。

でも家賃が5万なら5×12=60で、最低限60万あれば(プラス敷金)、それを前払いすることでとりあえず一年間の住み処は確保できます。築古で駅遠く交通機関がバスしかないような場所だと月々3万円の賃料くらいからあるので、それで計算すると(12+2)×3となり42万円あればokですね。(+2は敷金のつもり)

(ちなみに札幌のUR情報を見ていたら、すすきの付近で8,000円+管理費3,000円というのがありましたよ。4帖トイレ共同風呂なしですがそれで十分かも。マジに借りようかと思った。ただ周りに住んでいる人がどうだか)
 

あと、詳しく調べてないのですが、上記1と2のワイルドカードは利用せずに働いている場合として入居するには収入要件というものがあり、このくらいの賃料ならこのくらいの収入が必要という条件があります。

ただ低賃金の場合でもある程度の貯金が用意できれば(合わせ技で)その収入要件が緩和され、より少ない収入でも条件を満たすようなことはURのホームページにあったと思います。

契約と退去

契約時はもう記憶があまりないのだけど、特に普通に民間の部屋を借りる時と書類とかは変わらないかな。

私はWebで目当ての部屋を予約して天神(大名)のUR都市機構まで行きました。日時も予約できますが平日のためか特に混雑はしていなかったです。

受け付けをしてもらい、住民票?運転免許証?(忘れた)や残高証明書など必要書類を提示して借りるための条件を満たしていますokですということになり物件を見に行きました。ただ内見は誰も着いて来ず、一人で管理事務所を尋ね鍵を借りて部屋を見ました。

他に不動産屋もまわりましたが、無職の話をすると何かと面倒そうだったので、とりあえずURで借りて後でじっくりと家賃の安い所を探して引っ越せばいいやと考えて、猶予期間の後、URで契約までお願いした次第です。

退去時は電話すればいいのかなと電話先を探していたら、「退去届」を管理事務所に提出しろと居住者のしおりに書いてありました。退去の旨を管理事務所で通知するといくつか書類を渡され記入して提出。

そこに退去の日付を記入しますが、この日付で次の募集をかけるらしく融通は利かないようです。そんな事言われても引っ越し屋が来なかったらどうもできないですけど、引っ越し屋が来ないってことはないでしょうから大丈夫です。

まだ別段変わったことはなかったと思います。民間でも不動産屋によって微妙に異なるでしょうから。

実際に住んでみた感想

特に普通の賃貸マンションと変わりはなかったと思います。

小中高の児童生徒も見かけますし、高齢の方も見かけます。普通に挨拶してくれる人もいればしない人もいます。これは大体どこでも一緒じゃないでしょうか。分譲だと同じような層が購入するから、URの方がバラエティには富んでいるかもしれません。

間取りとして2LDK、3LDKなどが多く、単身者向けの1K、1LDKが少ないので、どちらかというと普通の家族連れが多いと思います。(まあ家賃さえ払えば借りられないわけでもないので広い部屋に単身者がいるかもしれませんが)

また、郵便受けを見た感じ、空き部屋は5%くらいでしょうかね~。数えてないので適当ですが、それくらいはありそうです。

欧米人は見かけましたが、中国韓国アジア系はほとんど見かけなかった気がします。ですが見た目だけでは分からなかっただけなのかも。ちょっとそこは不明です。

民間との差異をメモしておきますが、引っ越したら住民票をURの部屋に移して下さいと言われました。そして証拠(とは言わなかったけど)に住民票を郵送で送って下さいとのこと。私はちゃんと送ったので、送らなかった場合にどうなるかは不明です。セカンドハウス契約というのもあるので、その場合は不要でしょうね。

最後に

保証人が用意できるなら無職でも民間で借りられる場合も多いと思います。もちろん人気のある部屋はわざわざ無職の人に貸す必要はなく、あまりいい部屋じゃないかもしれませんが。

そして不動産屋に行った時の態度も重要です。不動産屋も人間ですから、全くビジネスライクなチェーン店でないなら、この人はいい人らしいからあの大家さんをあたってみようかと力になってくれることはあるはずです。
 

UR賃貸に住んでの経験を書いてみましたが、これが無職で部屋探しをしている方のお役に立てば幸いです。抽選ではなく先着順ですので、空いていればどなたでも借りることができます。

ただ貯金がないとどうしようもないんですよね。ネックは家賃一年分の預貯金と2名の緊急連絡先(親族に限る)だと思います。逆にそれさえ用意できれば、無職でも怖いものはありません。さあ、Let’s UR.

UR賃貸のホームページはこちら。私はURの回し者ではありません。念のため。