「大世界史 現代を生きぬく最強の教科書」を読みました

色々と興味深いことが書いてあるんですが、

今、世界で起こっている事は、過去からの歴史の流れに基づいている。
そのため、歴史を知ることは現在の情勢を知る上で重要であるし、今後を読み解く上でも大切なことである。
自分で考えられる力を持つためにも歴史など教養を身につけよう。

というのが最も伝えたいことのような気がしました。

リベラルアーツ(人を自由にする学問。一般教養。偏見や束縛を逃れ自由な発想や思考を展開出来るための学問)を身につけ、自分の頭で考える素養を持とうということですね。

なのでこの本もネタ的なことが結構書いてあるのですが、鵜呑みにせず自分の知識で考えようということだと思います。
 

以前、MITの学部では最先端よりも教養を重視するということを書いたのですが、それはすぐ使えるような技術は陳腐化するのが早く、教養という根幹をなす力がないと長く活躍できる人材には育たないということからでした。

経済界は教育のコストを考えると即戦力を求めがちですが、大学教育で実学主義が行き過ぎると賞味期限が短い人材ばかりが輩出されてしまう…。

「即戦力」ってのは、使える有能な人が欲しいという意味もあると思うけど、ある業務にすぐ対応できるという意味なら、それを意訳すると「使い捨て」ってことかもしれませんね。
 

日本の歴史の授業は、年号や固有名詞を記憶することが重要視され、全体的な流れを教えないのでつまらなくなってしまっています。歴史というのは全体の流れを見ること、現代との関わりの中で見ることが必要とのこと。ある出来事の原因がこれだったという因果関係を学んだ方が面白いしためにもなりそうです。
 

私の基本的な目標は楽しむことですので、これからの人生に役立たすとかそういう目的は特にないのですけど、単純に自分は歴史とかその辺りがまるっきり無知なので、もっと世界史とかを知りたいなとそう思います。小学生みたいな感想ですけど。

と、年頭なので感化されて「今年は歴史の本を読むぞ!」とか思っちゃうのですが、どうだかね。しかも良い本があれば繰り返し読みたいですね。一度読んだだけじゃすぐ忘れちゃって…。

一応前に買ってあった「137億年の物語―宇宙が始まってから今日までの全歴史」ってビッグバンから書いてある大型本を読み始めましたよ。ページ数が多く人間や文明が出てくるまでになかなか時間がかかりそうですが…。
 

あとこの本の本筋とは関係ないのですが、世界の大学ランキングでベスト100以内に10校入るのを目指そうというのが文部科学省の方針というのに対して、「そのランキングは誰が作ったものか見ないといけない。自分たちでランキングを作るという発想がないのが残念だ。」ということが書かれていました。

(私もそうだけど)権威に弱く、それにすぐ乗っかるのは日本の悪いところのような気がしますし、ハイブランドとかミシュランで星三つとか欧米のそういうのばかりをありがたがって、自分で権威を作れないというのが弱い部分なのでしょうね。自信がないってことかもしれないし、人で言えば、自分で先頭に立って進む人と、しっぽを振ってついていく人の違いでしょうか。(まあ生き残るためにはしっぽを振るのも仕方が無いので敢えてのっちゅうことかもしれないが)
 

あと、評判が良さそうだったのでAmazonでこれの中古本を頼みましたが、他に何かいいやつがあればお勧めして下さい。(あれこれ読み散らかすより、これを繰り返し読んだ方がいいかな)

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『「大世界史 現代を生きぬく最強の教科書」を読みました』へのコメント

  1. 名前:たいが 投稿日:2016/01/04(月) 10:24:10 ID:c8b181332

    小室直樹はめちゃくちゃに面白いです。
    ちょっと、世界史概要みたいなところからはずれてしまうけど。

    • 名前:じゅんぺー 投稿日:2016/01/04(月) 14:23:11 ID:095c1e325

      >たいがさん
      おすすめありがとうございます~。
      経済的なことから歴史関連まで幅広いですね。メモしておきます。

  2. 名前:アーベル 投稿日:2016/01/06(水) 22:12:10 ID:4d640565e

    こんにちは。
    欧州諸国は国の舵取りをするエリートと非エリートが若いころからはっきり分けられる教育システムになっています。それでエリートは大学で何を学ぶのかというと哲学、法学、歴史を学び、工学部や経済学部にはいかないそうです。理由は学んだ内容がすぐに陳腐化するから。確かに技術が繰り返すことはありません。現在の携帯電話時代の次がポケベルの時代になるなんて有り得ないです。一方歴史は繰り返します。中国は数千年に渡って世界を主導する大国でしたが、21世紀に中国がその座に返り咲くということは十分あり得ます。

    さて、自分が薦めたい歴史の本はというとすばり高校時代の日本史と世界史の教科書、および年表です。年号や言葉を暗記する必要はありません。今度は流れを気楽に追ってみてください。そして太線で書いてある重要事項に当たったら少し想像力を働かせてみてください。とても楽しいです。例えば土器です。土器が登場する以前人類は煮炊きがほとんどできませんでした。つまり木の実などの水分の少ないまずいものしか長期保存できなかったということです。土器の登場により食物の煮炊きや長期保存が可能になったのです。このことが人類にどれほどのインパクトを与えたのか想像すれば震えるほどの感動を味わえます。
    紀元前の土器の生産技術が今日再びメジャーになることはないでしょう。ただその土器が製造された目的(美味しい食べ物を食べたいとか食物を長期保存したいとか)は現代でも絶え間なく追及されています。歴史が陳腐化しないというのはそういうことだと自分は思っています。

    • 名前:じゅんぺー 投稿日:2016/01/06(水) 23:05:23 ID:73d3fb2b4

      >アーベルさん
      なるほどですよ。陳腐化しないってのはそういうことですよね。人間を学ぶってことでもあると思います。

      まあだから本当に上に立つ役割の人達は、そういう考えるときの根幹となるものを学ぶのでしょうね。
      教科書がいいというのはこの本にも書かれていて、今は世界史AとBがあるようですが、Aが受験の縛りがなく自由に書いているので、そっちを推してましたよ。まあ教科書を新たに買う気はしないんですけど…ただの本だと思えばいいのか。
      愚痴を言わせてもらえば、歴史はあの試験とか教え方が良くないです。小説のように書かれていれば面白いものなのに何で日本のそういうのを決める人ってアホなんだろう。アホというか、分かっていて、やっぱり意図的にそういう教育をしているとしか思えないですね。