ランニングマシーンから降りた僕
- 2014.09.28
- 思うこと
こんばんは。いつも人生の大きな選択を深く考えずに決めてきたものです。
ある本を読んでいたら、日本経済の停滞をランニングマシーンに例えていました。
停滞と言うけれど、高度成長で徐々にスピードを上げて今やっと一定の速度まで上昇し、その状態をキープしながら走り続けているのだと。
多分、今キープしているマシンの速度はちょっと前までは適切だったのかもしれないけれど、高齢化し少子化が進むと同じ速度を保つのは厳しくなってくるのだと思います。
現在は速度をキープするというより、むしろ空元気を出して更にスピードを上げようとしている感さえあります。ランニングマシーンで走った事がある人なら分かると思いますが、無理をして自分の適正以上の速度で走り続ける事は出来ないし、限界を超えると力尽きて大幅に速度を落とす羽目になります。
個人個人もそうで、長い生涯を考えると適正な速度で走り続けることが出来ればいいのだと思います。
しかし多くの人が自分の許容できるスピードを超えて、ちょっと無理して走っています。ある時期はそういう期間があってもいいと思います。心臓をばくばくさせながらも自分の限界に挑む様な。そこでペースを上げたまま走り続けることが出来る人もいるし、疲れてペースを落とす人もいるでしょう。
私はペースを落とすのではなく、自らの意志でランニングマシーンを降りたのだと思います。今マシンから降りて、走っている人を後ろから眺めている状態です。
このランニングマシーンは一旦降りると再び乗って走り出すことは難しいと言われています。でもスポーツジムを思い浮かべて下さい。ランニングマシーンだけでなく、色々な種類のマシンがある事を。
後ろから眺める事に飽きたら、違った種類のマシーンに乗ってみれば良いと思います。新たな風景を感じる事があるかもしれません。以前乗っていたランニングマシーンの様に無理な速度で進み続ける必要はありません。自分に合ったペースでゆったりと進んでもいいのではないでしょうか。
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