人類の究極の目標とベーシックインカム
- 2017.02.11
- 仕事
仕事はAIやロボットに代わってもらうので就業できない人が増えていく。いつまでも自己責任とは言っていられない。それで収入が途絶え貯蓄もない人に、最低限でいいので飯が食べられる簡便な方法があった方がよくないか?というのが今回のまとめです。最初に書きましたがw
財源の問題はあるにしても、それとは別にBI(ベーシックインカム)社会になった時に実際に発生する現象や問題点を早めにあぶり出すのがBIの社会実験です。何が問題か分かれば解決策をとっていけますし。
貯蓄取り崩し型の早期リタイアは自分でBI実験をやっているようなものですよね。投資で増やすタイプや不労所得を確保するタイプはまた違うのかもしれないけど。
病気などのリスクに対応するためのマージンを確保し、残りの資産を何歳まで生きると想定した年月で割って計画的に使っていくというもので、マージンの大きさや取り崩しだけでもなく収入も確保するなど、それこそ人によって早期リタイア、セミリタイアの実現方法は多々あれど、基本はそういうことだと思ってます。
実験をするにおいて、当然ながら頭のいい人達は色々と考えているはずですし、今後どういうケースが出てくるか楽しみですね。私、まだ何か読んだとか調べたとかじゃなく適当にこれを書いているので、学んで考えたらまた何か書こうとは思います。
その、話は変わりますが、究極はAIやロボットに働いてもらって、人は食べるための収入を確保する労働はせずとも生きていけることが人類の目標じゃないんでしょうか。そういう社会に必要で人間が行わねばならないメンテナンス作業はあるとしても、既に現状でも多くの人が週に何十時間もの時間を望まない労働に費やす必要はなさそうだと思うのだけど。
芸術でもスポーツでも勉学でもボランティアでも歌手や役者になるでも怠惰に過ごすでもなんでもいいですが、人は食べ物の心配をせず、夢を追ったりやりたいことをやって暮らしていけるというのが人類全体の究極の目標だと思っているのですが、そうでもないのですかね。
今は過渡期というか始まったところなのかもしれず、徐々にAIやロボットに職を代わってもらっていくのだから、職を代わってもらった(一般には奪われた)人から順次救済していく上手いシステムがないものでしょうか。
それは本当に最低限に死なない程度のものでも、あれば安心感がまったく違うと思うのだけど。現在の生活保護はオーバースペックで、本来は味方になるべき役所がなるべく受給させない方向を向いてるように見えます。仕事が奪われるというばかりでなく、なるべく低予算で可能で現実的な議論や実験を進めていって欲しいです。
別件かな、整理せず色々とごちゃごちゃ書いて申し訳ないですが、嫌な世の中になっています。自分が詳しくない分野にプロの情報やサービスを求め対価を払うのはいいと思いますが、不要なオプション付けまくりで契約させるとか、特定の分野に疎い人を欺くような仕事なんて本当は誰もやりたくないはず。
最低限、食べ物は確保されている、死ぬことはないんだという安心感があれば、その手の世の中に不必要で良心が痛むような仕事から手を引く人は結構いると思うんですよね。
社会は皆で分業していて一個人が全ての分野に詳しくはなれない。資本主義の下なので稼ぎたい人は稼げばいいのですが、事情に暗い人からあまりにぼったくるのはいただけません。まあ安く仕入れて高く売るのが基本だから、そういう意味では問題ないのかもしれませんが、ギリ違法ではなくてもああいうのは罠じゃないですか。常に何か気を張って考えていないとカモにされる世の中より、ぼけっとしていても問題なく生きていける世の中の方がいいですよ。
生きるためにむりやり不要な仕事を作り出すから無茶な収益化方法になってしまうのだと思います。不必要な仕事やシステムを作りだして失業率を下げるより、仕事がAIやロボットに代わられ就業しない人が増えていく前提でいないと(最終的には殆ど全ての人が代わってもらうんです)、就業出来ても出来なくてもどんどんつらい人が増えていきますよ。
方法としてベーシックインカムがいいのかは分からないけど、現状での救済なら単純に割れるものについては「週40時間の仕事→2人で週20時間」という風に、仕事を分かち合うワークシェアなど既に考えられている方法はあります。セミリタイア思考の人、もしくは多少資産があれば、給料半分でも仕事時間が半分というのに魅力を感じる人も一定数いるはずです。
ただ私が思う人類の究極の目標というのは思い違いなのかもしれないなあとは思います。遠い未来過ぎるのかな。
とにかく、生活保護のように厳しくも面倒でもなく地域によっての差もなく、もっと簡単に最低限死なないだけのシステムは構築できないのかなあと思った次第です。
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