もったいない。何がもったいないの?
- 2015.01.28
- 思うこと
たまに人から言われることですが、私が器用貧乏なので色々なことが出来るのに、今のように仕事をしなかったり何もせずにいるのはもったいないと。
自分が出来ることで世の中に貢献できるのに、それをしないのはもったいないと言われます。
ある人は私に才能があると思っていて、才能があるのに発揮しないのを(才能の無駄遣いとも言う)もったいないと思うようですが、そんな特別なものはありません。私は単に事務処理能力が他の人より少しだけ高いというか器用にこなせるだけなのです。
これは多分多くの人と私の考え方が異なる部分なのですが、世に貢献するのはまあいいとしても、特に仕事で稼げるのに稼がなかったりすることはもったいないと微塵にも思いません。いや思わなくなりました。
例えば医師の資格があるのに、医師をやりたくないという理由で時給800円のバイトで生活しているとかですね。それは医師免許がもったいないと思うのでしょうけど、本人が医師をやりたくないという意志を持っているので、全くもったいないとは思わないんです。医師をやりたくないんだから仕方がない。
ただ芸術的なこと、その人の歌声が素晴らしく歌うと皆が聞き惚れてうっとりしてしまうなどの特殊な才能を持っている場合、歌わないのはもったいないと思うけれど(本人がやりたくなければ仕方ないけどね)、単に代用のきく資格や事務処理能力が高いのを使わない位では全然そうは思いません。
それに仕事なんて私でなくても誰でも出来ます。代わりのきかないことなんてほぼ無いです。大統領や総理大臣だって代わりは幾らでもいますからね。私が幾ばくか持ち合わせた能力を使わないくらいで、もったいないなんてことはありません。
そして、それは私でなくては出来ないことでしょうか?
自分にしか代わりが務まらないこと、例えば家族に対することとか好きな人や友人に対することとか、残りの人生はそういうことを主に自分の時間を使っていきたいのです。
自分の持ち合わせた能力を使わないことより、他の誰にでも出来るようなことに自分の時間を使う方がもったいないと感じるのです。
-
前の記事
やめちくれ。郵便受けにチラシが入り過ぎ 2015.01.28
-
次の記事
ついに私も弁当半額の技を使い始めました 2015.01.29