自分は人に優しくできないなあと思った夏の想い出
- 2014.08.22
- 思い出
こんばんは。花火を見る時、夏の星座にぶらさがるって発想が凄いと思うものです。
諏訪湖の花火大会というのがあり先日開催されたので思い出したのですが、人生で一度だけ、その花火大会に足を運んだことがありました。
その頃付き合っていた人と花火大会に行く約束をしていたんですね(付き合うとかいう経験は非常に少ないんですけどね)。私は人混みは嫌いだったので誘われなければそういうのは行かないのですが、まあ年に一度だしそれくらいはということで約束をしたんです。
そして当日電車に乗って諏訪湖に向かいました。どこの駅で降りたかはよく覚えてないです。上諏訪?下諏訪?どちらかだと思うのですが。
そして人混みの中、場所は全て確保されておりなかなか見る場所もなかったのですが、やっと二人くらいなら座れる場所がありそこに陣取りました。いよいよ花火が始まると、私はとても苦痛になったんです。
諏訪湖の花火の音というのは、何だろう、大きな玉を上げるせいか何なのか、普段の市内のお祭りの時に河原で上げるような打ち上げ花火より段違いに大きな音でした。
私は24歳くらいの頃から、一番酷い時は電車は各駅停車しか乗れないとか、外食が出来ないとか、今思えばパニック障害的な状態になった事があったのです。その頃はそういう名前は知らなかったのですけどね。
精神的な病はなったことがないと分かりません。根性がないとか怠けてるとかそういう問題ではないんです。自分ではどうしようもないのですね。今では飛行機にも乗れるし、爆音のライブにも行けるのでほぼ回復したと言えるのですが、花火に行った当時は回復はしていたもののまだ少し引きずっていた頃です。
その打ち上げ花火の大きな音が苦痛で、人も多く混雑が酷くその場から逃げ出したくなってしまったのです。そうはいっても私は我慢しましたよ。せっかく彼女は花火を楽しみにしていたんだし、私はトイレに行ったりぶらぶらしたり気を紛らわせようとしたのだけれど限界が来て、半分も終わってない時間帯かな「俺帰りたい。」と伝えました。
非常に申し訳なかったのですがどうしようもなかったんですね。自分の精神を守ることに精一杯で人に気を配る余裕がなかったんですよ。帰りの電車の中で大分落ち着いてきて、申し訳ないな、俺って人に優しくできないんだ、自分だってコントロール出来ないんだからと悲嘆に暮れました。だからそれまでもそうだったんですが、輪をかけて人と交流しなくなったんです。
それ以来、花火はあまり好きではありませんでしたが、ここ数年近所の花火大会などに行く気分になり出かけたりしてます。若い頃はそんな風に人生を楽しめなかった数年間がありましたが、今はそんな事はありません(人から見たら孤独そうかもしれないけど)。人生を楽しんでいるのでまあいいのではないでしょうか。人との交流は未だにちょっと苦手なのですけどね。
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