鴻臚館跡(こうろかんあと)

鴻臚館跡(こうろかんあと)

鴻臚館跡案内看板
 

福岡を離れてしまったので今となっては書くのもあれですが、11月に訪れた鴻臚館跡のことをメモしておきたいと思います。

地下鉄空港線に乗り、赤坂駅付近になると「鴻臚館跡はここでお降りください~」みたいなアナウンスが流れ常に気になっていました。11月にやっと見に行ったわけです。
 

道標
ああもう思い出になってしまいますな
 

「鴻臚館」とは、平安時代に築かれた外交のための迎賓館。平安京(京都)、難波(大阪)、そして筑紫(福岡)の3ヵ所に設けられた。その中で唯一遺跡が確認されているのが現福岡市中央区にある筑紫の「鴻臚館」なのだ。
福岡の観光サイトよかなびより(http://yokanavi.com/jp/landmark/index/675

距離的には大濠公園の方から行ってもそう遠くないです。舞鶴公園の中にあるということで福岡城の跡も同時に散策すればいいと思います。
 

平和台球場の外野席スタンド改修工事の時、それに伴って調査が行われ初めて史跡の一部が確認されたようで、今は20年に渡る発掘調査の途中らしいです。場所は万葉集の遣新羅使の歌などから推定していたとのことです。

その調査で明らかになった一部建物を復元した施設もあり、そこは入館無料で見学可能です。おじさんが受付にいて来客ノートみたいなものがあり、見学者がどこから来たかなども書くようになっていました。

見学できる建物
これが見学できる「鴻臚館跡展示場」。発掘の跡や一部復元された建物、歴史などの説明がある
 

復元建物

復元建物2
ちょっとだけ復元されています。壁だけです
 

降りて近くで見られる
降りて発掘の様子を近くで見られるようになっていました
 

7世紀後半から11世紀まで、何期かに分かれて埋め立てられたり造りかえられたりした歴史があるとのこと。南北に分かれていたことなどが判明しています。

面白かったのは多分日本最古のトイレの遺構が幾つか見つかっていることで、トイレットペーパーの代わりに細長いへらのような木片でお尻をすりすりしていたようです。その辺はアバウト?だったのでしょうね。
 

以下、クリックすると文字を読めるくらいには大きく表示されます(多分)。

鴻臚館説明1

鴻臚館説明2

鴻臚館説明3
 

内部も撮影禁止ではなかったので一部説明のパネルだけ載せてみます。もちろん他にも展示はたくさんあったので読んでいたら一時間くらいかかってしまいました。

建物変遷

これまでの調査
 

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