一生食っていける仕事を選べば良かった
- 2014.02.20
- 思うこと
自分はパソコンをいじるのが好きでプログラマになりました。学生の頃、ファミコンの全盛期やMSX等わくわくするものがたくさんあり、プログラムを作るのって面白いと感じました。個人的にパソコンを買うにはまだ高価すぎた時代です。
初めはCという言語を覚え、しばらくはこれでやっていけました。MS-DOSからWindowsになってC++という言語になり、最後までメインはC++でやっていました。
ただC++と言っても言語の仕様は徐々に拡張されたり、また開発環境もどんどん新しくなって行きます。(それは便利になるので良いのですが、覚えることも増えるのです)
そういうメインの仕事をこなしながら、ハードに仕込むHTMLを片手間にやらされたりします。JavaScriptや、アプレットもあったのでJavaも覚えなくてはいけません。
そうする間にC#だとWindowsプログラムが楽だから使ったり、iPhone、iPadが出てきたけどObjective-Cってので作らなきゃいけないんだとか、Androidまで来たよ、これはJavaで作るのか、でも独特のプログラム作法を覚えにゃならんとあたふたする日々になりました。
プログラマはある種職人的な世界です。仕事をしていく上で新しいことを覚えていくのは当然ですが、他の職人と異なるのは、一度覚えた技術が陳腐化するのが極度に早いということです。特にインターネットが普及してからは技術の変遷が早く、プロジェクトが変わる度に新しい事を覚え直さないといけないくらいです。(言語だけでなく、プロトコルやターゲットとなるデバイスの仕様とか。操作する機器もRS-232CからUSBになったりとか)
基本的な考え方はそう変わらないし、若くて元気な間は毎回新しいことを学ぶのも楽しいのですが、50歳近くなってそれについて行けなくなってしまいました。
プログラマは限界がありすぎです。先ず納期の問題で長時間労働をする(ふりをする)必要に迫られます。毎日深夜まで働いて疲れた頭でいい仕事が出来るわけがありません。(前の会社はそんなことなかったのですが、若い頃やらされたことがあります) これに加え私のように技術について行けなくなって燃え尽きる場合もあります。定年までやれる仕事ではないと感じました。
プログラマを管理する程人数のいる規模の会社なら、管理側にまわるということもありますが、自分の場合は管理もしながら現場の作業も行っていたので大変でした。あいつ仕事量多すぎかなと思えば下に回さず自分が作業して吸収していたので…
加えて今は海外にアウトソーシングする場合もありますから、賃金は下がるし良いことないですね。ただプログラミングが好きであれば、楽しい仕事ではあるんです。そういう人は雇われずに自分でネットを使って仕事をするのが良いかもしれませんね。
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