医師の報酬
- 2015.06.08
- 書籍
「フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略」というかなり前に流行った本をちらっと読み始めたのですが、本当に最初の最初にこんなことが書いてありました。(まだ12%しか読んでないので本の内容全般としてはm(_ _)mですが)
中国の一部の医師は、担当する人達が健康ならば報酬をもらえるという。彼らが病気になれば、それは医師の責任なので、医師は報酬をもらえない。担当する人を健康にし、それを保つことが医師の目標なので、それが報酬を決めるのだ。
にゃるほど~。考え方としては真っ当というか、興味深いですよね。いわゆる成功報酬ということだと思いますが。(治療すれば儲かるシステムでは、あまり考えたくはないですが、悪徳な医師なら患者を生かさず殺さずで、いいお客さんとして長期に渡り治療費を得ようと企むかもしれません。)
食生活や健康に気を遣っていても病気になることはもちろんあるので、内科とかそういう医師の場合は厳しいかと思うのですが、例えば歯科医なら、この考え方は、より有効かもと思いました。
素人考えですが、歯科医なら歯磨きの指導や定期的な歯の健診で、担当する集団の歯の健康を努力によりある程度は保つことを実現し易いのではないでしょうか。歯磨きが下手で虫歯になる人は指導を強めることも可能ですし、努力を公平に反映させやすい気がします。
もちろん、患者側がどの歯科医師にどういった治療を受けるのかは自由な社会なので、そもそも私達の社会では前提として成立しないのですが、社会主義的なシステムではもしかしたら有効なのかなと思ったということです。
しかし、実際に健康を害していても担当医師は報酬欲しさに問題なしと申告するかもしれないし、それをチェックするシステムが必要になったり、善人ばかりでないと色々と面倒なのかもしれません。
この本、以前中古で購入した時に、さあ読むぞと始めたら赤線がバシバシ引いてありげんなりした記憶があります。(今なら他人がどこに線を引いたか楽しもうとか思えるかもしれませんが) それですぐにKindleで買い直したのですが……もう3,4年前じゃないかな。Kindleだと本棚にあるように目に入らないのでずっと読まずに過ぎてしまったという…
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