シッタカブッタを教えてくれた人

こんばんは。そういえば『ブッダ』という漫画があったなあと思うものです。

あれは私が精神的にかなり参っていた時ですね。

あるきっかけで仲良くなった女の人がいたのですが、私がちょっと精神的に病んでいることを知って、シッタカブッタの本を何冊か貸してくれたのです。

この本は心が疲れた時に読むような本なのですが、私はこの本自体はそれ程ピンと来なかったんです。でも貸してくれた女性とちょっとだけ付き合うような感じになって、その人との会話や様々な出来事を通して徐々に心のリハビリが出来ていったんです。

その女性は心に傷を抱えていて、それを知ってすぐはかなり気を遣ったのですが、むしろ私の方が心がほぐされ、癒されていったんです。

それ自体はもうかなり前の話ですが、昨年引っ越しする時に、シッタカブッタの本が一冊だけ出て来たんですよ。もちろん借りた本は返したので、あまり記憶にないのですが、続巻を見かけた時に自分で買ったのだと思います。

それで、その人のことを思い出して、ああ、ああいう人と一緒にいられれば幸せなんだろうなあと、しみじみ想ったのです。

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