名前のついたお金
- 2016.01.07
- テレビ
またテレビの話ですが、ホンマでっかTVを見ていたら、心理学的にお金には「名前のついたお金」と「名前のついてないお金」があるそうで、感覚的にそういうことは知っていますよね。
例えば、小学生を対象にした実験で、単に「5000円を使ってください」と渡した時と、「足が速くなった記念にあげる」と渡した時では使った後の気持ちが異なるとのこと。単に渡されたお金を使った場合は、もっと違うものが買えたんじゃないかと考えがちだが、記念にもらったお金で買ったものはずっと大切にする。その物に対していい思い出が残るというもの。
「北の国から」の泥のついたお金は、まさしく名前のついたお金ですね。なので不良に盗まれたときにどうしても取り戻したかったという純の気持ちに多くの人は共感するのです。
*「北の国から」をご存じない方もいると思うので一応解説
(連続ドラマでなく「’87 初恋」というスペシャルドラマでの話。)
前段階としていろいろありまして(ここが重要なんですけど長いから割愛)…
東京に出て行く息子(純)のため、五郎さんがトラックの運転手に連れて行ってくれと頼んでお金の入った封筒を渡します。
運ちゃんがその封筒の中のお札に泥がついているのを見て、「親父さんが苦労して作ったお金は受け取れん。お前が持っていろ。」という意味のことを純にいいます。不甲斐ない自分と、父にとって大金である二万円を必死に用意してくれたという父の気持ちが純の心に染みいるというエピソードです。
後日、純がその二万円をお守りのように大切に財布に入れていたところ、仕事中にわけのわからない同僚に盗まれてしまい、「お金は別にあげるから、その大事な二万円は返してくれ」と懇願します。同じ二万円でも純にとってそれには紙幣以上の価値があるのです。
上手く書けないので、分かりやすいページを紹介しておきます。
http://spotlight-media.jp/article/159332312538587972
思い出したら泣けてきた。
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