Windowsバージョンアップの度に思うこと

Windows 10が7月29日に公開されるというニュースを耳にしました。

私が生涯を捧げた(笑)プログラム開発の仕事をしているとMSDN(Microsoft Developer Network 開発用に新OSや開発環境等を提供したりなどする)に加入して、かなり前から新しい版のWindowsに触れるという方もいるかと思います。

私が所属していた会社ではパッケージとして不特定多数のユーザー様にソフトウェアを提供していたのですが、新しいWindowsが世に出るとなるとそれに対応する作業が必要になります。

自分が仕事で動作試験をしたり対応のための修正をしていたのはWindows 8までですが、それはあまりやりたくない作業でした。

Windows8ロゴ

新しいOSを見るのは楽しみだし、もちろん真っ当なソフトウェアの作り方をしていればほぼきちんと動作はするのですが、一部表示が変わってしまったり、中には古いソフトでだましだまし対応してきたものとかあるわけです。

しかも古いWindowsも使い続ける人はいるため、切り捨てるタイミングがなかなか難しく(Service Pack3以降でしか動作しませんとかね)、また新OSで追加された機能を使うと古いOSでは何らかの代替策を用いたりする必要もあります。

またソフトウェア自体の動作に問題は無くても、Windows 7から8の時のような大きい変化は、PCに詳しい人には何てことなくても、一般の人にはソフトを起動するところからマニュアルを修正したりしなくてはいけません。(本当に全くPCが分からない様な人も使う場合があるらしいのです。向こうも仕事なんですね)

ダイアログボックス等のユーザーインターフェイスも異なってくるので画面キャプチャを取り直したりだとか、OS別の説明も必要になります。

しかもWindows 8の中にも通常版と別に「Pro」「Enterprise」など複数のエディションがあって、ややこしいことに32bit版や62bit版に分かれていたりもしました。それ毎に動作確認は必要なのです。

更に海外と取引をすることもあり、日本語版だけでなく、色々な言語で試験しなくてはいけないものも中にはありました。

もちろん各言語ネイティブな現地の代理店に最終確認をしてもらいますが、メニューやメッセージ文字列等リソースの多言語対応とインストーラーまで作成して、英語ならまだしもわけの分からない言語の画面で一応意図通りに置き換わっているか確認が必要です。

Windowsのバージョンアップがあると、普段の開発と別にこの面倒な確認作業が割り込んでくるわけで、素直に動作してくれればまだいいのですが、簡単にはいかないことも多々ありました。そもそも幾つものPCに試験するだけのパターンの環境を構築するのも大変です。なので新しいWindowsが出ると聞くと「もー勘弁してよ~」となるわけです。

Windows8ロゴ2

若い頃はまだ好きでやっている部分も多かったので、単純に新しいバージョンが出れば嬉しいのです。贔屓の作家の新作が出るようなものです。

ただそれが、嫌々になってくるとやはり仕事として続けるのは辛いのだなと感じました。プログラマは新しい機能や言語を試したり新しいOSにわくわくしたり、ある種好きだからプログラミングしているという人が多いと思いますので、新OSの発表を負担に感じたらお終いなのです。

単に昔の仕事めんどくせーという愚痴になってしまいました。

そういう事もあり退職につながっていったのですが(iPhone、Androidとかどんどん出てくるし、そういうのが楽しくないとやっていけない)、開発の現場を離れれば単純に新OSは触って遊んでみたいと思いますね。ただ今はそういう情報も追っていませんし、Windows 7で十分なので新たにOSを買うとかPCを買うとか、もう若い頃のようにそういう事はしませんけれども。

*「発売後1年間に限り、Windows 7/8.1ユーザーに無償でWindows 10アップデートを提供する」そうですね。今となってはただでも要らないという人も多そうですが…

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『Windowsバージョンアップの度に思うこと』へのコメント

  1. 名前:ひろし 投稿日:2015/06/02(火) 15:09:22 ID:204d625ec

    プログラマーの仕事って、本当に大変そうですねぇ。私も在職中は外注の専門企業に依頼して仕事で使用する、機械を制御するPCに専用プログラムを組んでもらう事がありました。色々こちらの注文と摺合せしたりしながら、希望の動作を目指すのが大変だった記憶があります(笑)。私も現在Windows7を使ってますが、すぐに10に移行するつもりはありませんが、無料期間中には実施しようと思います。別に変更などしたくはありませんが、やろうと思う人のほとんどの方は、単純に今後のサポートの為だけですよね、たぶん・・・。

    • 名前:じゅんぺー 投稿日:2015/06/02(火) 16:35:53 ID:934e2d5aa

      >ひろしさん
      直接ならまだしも営業が間に入ったりすると、なかなか摺り合わせがうまくいかない場合もありますよね。本文に書いた前に在籍した会社では直にお客さんと打ち合わせも多かったですが、後で仕様を変更してくれと言われないように本当の要望を聞き出すのがミソだと思います。

      昔のようにPCが趣味でという以外、今はほとんどの人が今のままでいいよって感じなのでしょうね。機能的にはもう十分で、あとは空中に浮かぶインターフェイスとか劇的な変化がないと表面的には大差ないですもん。

  2. 名前:迷える50代 投稿日:2015/06/04(木) 02:18:05 ID:0207e46e2

    パソコンはとことんストレスを与えてくれる輩です。ウィンドウズ7まではなんとかついていきましたが、8はちんぷんかんぷんです。テレビ、DVDデッキ、エアコン等、コンピューター絡みの機器は苦手です。取扱い説明書を読むのも苦痛という体たらくです。
    自宅と職場のパソコンのタスクバーに突如出現したウィンドウズ10を入手するというアイコンにもびっくり。
    あんた、いつ出てきたの?と思いつつ、やらないといけないのかなという強迫観念を覚えています。
    その点、じゅんぺーさんは本職であったとのことですから、触って遊んでと余裕なんですね。羨ましいです。
    アナログ星人にとっては、今後ますます負担が圧し掛かるでしょうから、うんざりです。

    • 名前:じゅんぺー 投稿日:2015/06/04(木) 10:43:31 ID:94c0fe3c7

      >迷える50代さん
      コマンドを自分で打たないと動作しなかった頃から比べると、使いやすくはなったのだと思いますが、クリックすれば何か意図せぬ事が動いてしまうのではないかという懸念も感じるようになりました。
      マイクロソフトの思惑で一喜一憂したり、私もそういうのはもう勘弁です。ほとんどブラウザ上で可能になってきたので、その点は選択肢が増えて使う側とすればいいことですね。

  3. 名前:あるある… 投稿日:2015/06/05(金) 19:35:45 ID:2efd56dd4

    DOS から Windows と付き合って来ましたけど、楽しかったのは XP 辺りまででしたね〜。
    HTML とかスクリプトが出た頃が、一番遊び甲斐(?)があった記憶が…(最近は .NET Framework)。

    今はだいたい PC で出来る事は固定されてきて、マーケットのために 同じ様な機能を焼き直ししてる感じで… コード移植ばっかりだとワクワクしませんね;
    マイクロソフトも、Windows のスパゲッティ化解消よりストア売り込みを選んだようでガッカリです(||−ω−)

    • 名前:じゅんぺー 投稿日:2015/06/05(金) 22:12:44 ID:6d89fefcb

      >あるあるさん
      .NETといえばVisual Studioはバージョン幾つになっているのか、もう懐かしいです。
      8でPCとスマホ、タブレットを融合させようとしたのはMSとしては流れに沿ったのでしょうけど、こちらとしては苦労させられました~。あのタイルっぽいのはあまり見たくないです。