仕事や自由時間に対する考え方は原始的だ

仕事や自由時間に対する考え方は原始的だ

以前も紹介した「働かないって、ワクワクしない?」の中で、第二章の最後にあり、とても気になった言葉を引用して挙げておきます。

……自分達の社会がどこよりも進歩的だと考えている。だが実際は、昔の社会と変わりない。地球を平らだと信じる人が今もたくさん潜んでいる。「働くこと」「休むこと」となると、私達の社会の価値観やモラルは時代遅れだ。現代の私達が「地球は平らである」という古い信念を原始的だとみなすなら、未来社会の人々は、仕事や自由時間に対する今日の一般的な考え方を原始的だとみなすに違いない。

ある製品を作るために必要な時間が半分になったとしましょう。その会社の従業員は労働時間を半分にしてもいいはずです。しかし一日一定時間働かなくてはいけないと信じているためにそのままの労働時間で過剰生産し、結果として労働者の半数がレイオフされてしまう。解雇された人達は自由時間は増えたが給与がもらえなくなり、残った従業員は今まで通り忙しく自由な時間は無い。これが現代の労働事情だと思うのです。

毎日働く、朝から晩まで働く、生活費を得るために働く、こういう考えは古くなるのでしょうね。いつになるか分かりませんが、人類が滅びなければ、いつかはロボットが人間に変わってほとんど全ての生産活動を行ってくれる日が来るでしょう。

人間は生活のための労働はする必要が無く、趣味や誰かのためや創造することや、自分の時間を全て自由に使える日が来るかもしれません。その時代の人達からすれば、現代の仕事に対する考え方はとても原始的に見えるのでしょう。

かといって現代では全員が遊んで暮らせるほど文明が進歩しているわけではありません。せめて残業を減らしたり、休日を増やしたりするくらいしか出来ないかもしれませんが、例えば数年間仕事を休んだ後に復帰したり、そういうことが全く普通に出来る程度にはなって欲しいです。

少なくとも私が子どもの頃は週に一日しか休みはなかったのに、今は週休二日までに進歩して来たのですから。

企業というものは、僅かな賃金と引き替えに、私達の貴重な時間を奪い、理不尽なことを要求し、精神的身体的に負担を負わせます。逃げるなら早い方がいいのかもしれません。

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